地酒と銘酒が酒場の入口になる
茨城の地酒・地ビールから始まり、全国から選んだ日本酒まで揃える和み庵こばちは、酒好きにとって入口から期待が高まる店だ。カウンター席では酒の種類や料理との相性についてスタッフに気軽に相談でき、初めての酒でも選びやすい雰囲気がある。刺身・肉料理・焼き鳥と、酒に沿った料理のラインナップが居酒屋としての骨格をつくっている。ノンアルコールドリンクも「美味しい」と評価されており、飲まない人や車で来る人にも対応している。
「素敵なオーナーと料理長の良きお店」という声に加え、「この価格でいいの?」という驚きが複数の来店客から届いている。常陸牛(A5ランク)の鉄板焼きが2,480円というのは、その驚きの背景にある数字だ。地酒と常陸牛という茨城の看板を一席で楽しめる環境が、この店の核になっている。
常陸牛から燻製ポテサラまで、品揃えの振れ幅
茨城県産の常陸牛(A5ランク)・ローズポーク・旬の魚介を素材に、鉄板で仕上げた料理が品揃えの中心だ。一方で、くるみ焼味噌・本格燻製ポテサラ・奄美大島の伝統鮪の刺身のような個性的な品も揃えており、定番に収まらない幅がある。大阪風お好み焼きや焼き鳥も並ぶため、グループで来ても各自が好みで注文しやすい。コース料理も用意しており、接待の場では予算に応じた構成を相談できる。
個人的には、燻製ポテサラという一品に食材の扱い方への意識が出ていると感じた。季節ごとにメニューを刷新しているため、前回と同じ顔ぶれで揃っていることはない。旬の食材が加わるたびに、店の献立に新しい輪郭が加わっていく。
個室・貸切・カラオケで宴席にも対応
落ち着いた店内に個室を設け、20名以上での貸切も受け付けている。カラオケも利用可能なため、宴会の場としての要望にも対応できる。店内は全面禁煙(外に喫煙スペースあり)で、接待・会食にも使いやすい環境を維持している。カウンター席では鉄板を挟んだ調理の情景を眺めながらゆっくり飲む時間を過ごせるため、一人客の利用にも向いた設計だ。
茨城県稲敷郡阿見町本郷1丁目、カスミフードスクエア荒川本郷店向かいという立地で、駐車場は10台分を完備している。営業は17時から23時(ラストオーダー22時)、日曜定休。支払いは現金とクレジットカードに対応し、今後のキャッシュレス拡充も予定されている。
阿見町に根付く、地元食材の居酒屋
茨城県産食材を軸に据えた料理スタイルは、阿見町という土地に店を置く姿勢と一致している。常陸牛・ローズポーク・旬の魚介と、地元の産物がメニューの根幹をなしている。地酒・地ビールを揃えることで、食卓ごと茨城という産地を体感できる仕組みになっている。「最高の料理なのに安過ぎる」という口コミの言葉は、この店の価格と質の関係を語る上で繰り返し引かれる評価だ。
旬の食材が季節ごとに加わり、メニューの顔が定期的に変わる。同じ食材が鉄板の上で違う仕上がりになる季節の変化が、何度も通う理由になっているという声が目立つ。

