焼肉食堂さくら|富士宮の夜に和牛と酒を合わせる一軒

焼肉に本気の酒を合わせるという発想

焼肉食堂さくらの酒棚を見ると、この店が「肉に合わせる酒」に相当こだわっていることがわかる。ウイスキーは知多がシングル800円・ダブル1,200円、山崎と白州がいずれもシングル1,100円・ダブル1,500円という本格的な布陣。角瓶はボトル4,500円で置いている。焼肉の脂を、キレのあるウイスキーで流していく飲み方を想定した品ぞろえだ。
ワインも産地を分けて3種そろえる念の入れようだ。山梨県勝沼醸造の甲州100%「クラレーザ白」はシュールリー法由来のフレッシュさが持ち味の辛口、イタリア・プーリア州のネグロアマーロはミディアムボディ、スペイン・カラタユードのオノロベラ赤はガルナッチャ100%のフルボディ。赤身の和牛にワインを合わせるという選択が、ここでは自然にできる。個人的には、焼肉店でここまでワインの解説が丁寧なのは珍しいと感じた。

静岡の地酒と韓国酒までそろう

日本酒は2銘柄を冷酒か熱燗で選べる。静岡・富士錦酒造の富士錦は精米歩合60%・日本酒度+5の辛口純米吟醸、岡山・平喜酒造の喜平はやや辛口で後を引かない柔らかな旨味。徳利の小・大で量を選べるので、締めに一合だけ、という頼み方もできる。地元静岡の蔵を置いているのは、富士宮の店ならではの目配りだ。
焼酎は芋の黒霧島やDAIYAME、麦の二階堂をボトルで、韓国酒は生マッコリのボトル1,800円やチャミスル フレッシュ900円を用意。ボトル割りものも氷200円から炭酸水300円までそろい、自分のペースで飲み進められる。日曜には角・黒霧島・二階堂のボトルが半額になる日替わり企画もあり、飲みごたえのある夜を予算内で組み立てやすい。

A5和牛という主役があってこその酒

これだけ酒に力を入れられるのは、主役の肉が確かだからだ。焼肉食堂さくらはA5ランクの和牛を看板に据え、上カルビ・上ロース・上ハラミを各1,600円、特上カルビを2,000円で提供している。きめ細かな脂の甘みと肉本来の旨味を、焼き加減にこだわって出す一皿だ。牛タンやホルモン、馬刺しといった脇を固める顔ぶれもそろう。
肉があって、それに合わせる酒がある。この関係がはっきりしているのが焼肉食堂さくらの夜だ。営業は17時から22時、木曜定休。富士宮市野中の店で、A5和牛を軸に据えた肉と、産地までこだわった酒を突き合わせる時間が過ごせる。仕事帰りに一杯、あるいは腰を据えて飲む夜、どちらにも応えられる一軒だと感じた。

富士宮市 焼肉

ビジネス名
焼肉食堂さくら
住所
〒418-0039
静岡県富士宮市野中1057−13
アクセス
JR身延線富士宮駅から車で約5分
TEL
0544-66-5518
FAX
営業時間
17:00~22:00
お食事ラストオーダー 21:30
ドリンクラストオーダー 21:45
定休日
木曜日
URL
https://yakinikusyokudou-sakura.jp