スピードと価格、二つで選ばれる手稲の店
「一分一秒も無駄にせず」という言葉をそのまま営業スタイルに落とし込んだのが、メンノジカン。だ。券売機と連動したシステムで、着席と同時にほぼラーメンが届く仕組みを作り上げており、昼休みの限られた時間や出勤前の慌ただしい朝でもストレスなく使える。立ち席を設けているのも、「早く食べて出る」という使い方を明示的に許可するための設計だろう。
「ランチで来て15分以内に帰れる」という声が出やすい店だと思うし、実際そういう口コミにつながっている様子もある。価格もランチで580〜650円という水準で、財布への負担が少ない。
出汁ベースと豚骨ベース、二軸から選べるスープ構成
豚骨を炊き出したこってり系は醤油・味噌・塩の三種展開、出汁ベースのあっさり系は醤油・塩の二種で、変わり種として出汁カレーラーメンが加わる。どちらのベースも素材の持ち味を引き出すために丁寧な仕込みを行っており、「安かろう悪かろうではない」という評価が利用者の間で共有されているようだ。その日の体調や気分でこってりかあっさりかを選べる余地があるのは、毎日来る理由になる。
トッピングは豚肩ロースチャーシュー・角煮チャーシュー・メンマ・白ネギ増量・温泉卵など11種以上が用意されており、組み合わせを変えれば同じベースでも違う一杯になる。
朝480円から、時間帯で変わる3つのメニュー帯
朝(7〜10時)はかけ系ラーメンが480〜550円、ランチ(10〜16時)は豚骨・あっさり系が580〜650円、夜(16〜21時)はトッピング充実の「満足ラーメン」が880〜930円で並ぶ。同じ店で朝・昼・夜と使い分けができる構成は、固定客がつきやすい設計だ。朝食・ランチ・夕食すべてでこの店を選んでいる利用者もいるという声があるのは、価格と立地が揃っているからこそだろう。
夜にはアルコール類の提供も加わり、仕事帰りに飲んでから締めのラーメンへという使い方が成立する。手稲駅2分という立地が、その動線を短く保っている。
テイクアウトとデリバリーで、自宅にも届く本格スープ
テイクアウトに加え、Uber Eatsなど外部サービスを通じたデリバリーにも対応しており、来店できない日の選択肢が用意されている。現金・クレジットカード・電子決済各種に対応しており、支払い手段を選ばない。「様々なニーズに合わせてご利用いただけます」という表現が繰り返される背景には、単一の客層ではなく多様な使い方を想定した店のつくりがある。
ライス(250円)や別売りとろろ・出汁カレー(各250円)というサイドメニューも揃っており、ラーメン単品ではなくセットで食べたい日にも対応できる構成だ。


